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テレワークはつらいことが多い?原因と解消法の把握を軸に従業員を守るための秘訣を解説

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クラウド郵便atenaライターチームです。

テレワークは、自宅など好きな場所で働ける魅力的な労働スタイルとして世間に認知されています。しかし、従業員によってはテレワークが「つらい」と感じることもあり、会社は理解と対策が必要です。

本記事では、テレワークをつらいと感じる原因やその解消法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

テレワークがつらいと感じる従業員は少なくない

日本労働組合総連合会の「テレワークに関する調査」によれば、「通常の勤務よりも長時間労働になることがあった」と答えた従業員は、51.5%という結果になっています。

また、同調査では「小学生以下の子どもを抱える回答者」の80.9%が、テレワークが困難だと感じていることも分かっています。

そのほかにも、株式会社ネクストレベルの調査によると、テレワーク中の97.7%が「集中力が下がった」という経験を持つことがわかっており、テレワークが浸透して日が浅いことから、上手く業務ができずに悩んでいる従業員が多いことが示されているようです。

参照:日本労働組合総連合会 テレワークに関する調査
株式会社ネクストレベル テレワーク中のモチベーションの上げ方

 

テレワークがつらいと感じる理由

テレワークはストレスがない働き方として知られていますが、なぜ、つらいと感じる方がいるのでしょうか?ここでは、テレワークがつらいと感じる理由を8つ紹介します。

つらいと感じる理由①1人で業務をしなければならない

テレワークは、基本的に1人で仕事をすることになります。そのため、孤独を感じたり、困ったことを気軽に相談できず溜め込んでしまったりと、ストレスの原因が起きやすくなっています。孤独感に弱い人はテレワークがつらいと感じてしまうのです。

つらいと感じる理由②長時間労働になりやすい

テレワークは仕事とプライベートの境界線が曖昧になりやすく、つい仕事の時間が長くなっていることも多いです。

その結果、気づかないうちに疲労が溜まり、肉体的・精神的につらいと感じるケースも多いでしょう。

つらいと感じる理由③仕事の意味を見失いやすい

前述したように、テレワークでは一人で作業をすることになるため、「自分の仕事が本当に役立っているのか」「今の仕事はきちんと評価されるのだろうか」という疑念を抱きやすいです。

また、仕事のモチベーションが上がらず、毎日の勤務がストレスに感じてしまうケースも多いようです。

つらいと感じる理由④気分転換ができなくなる

テレワークが続くと、出かける回数が減ったり、業務後に何かをしたりするという習慣がなくなります。

ちょっとした散歩でも気分転換になるはずですが、外出する機会がどんどんなくなっていくことで「つらい」と感じてしまう人は少なくないです。

つらいと感じる理由⑤運動不足によるメンタルの不調

テレワークは通勤時間が省略されるメリットがある反面、運動不足に陥りやすくなるというデメリットがあります。人によっては、1日中パソコンの前で仕事をしてしまい、まったく運動をしなくなるケースもあるでしょう。

運動不足は身体的な疲労を蓄積させたり、メンタル面に不健康な影響を与えたりすることもあるため、注意が必要です。

つらいと感じる理由⑥テレワークの環境が整備されていない

自宅でテレワークをする場合、仕事をするための環境整備が重要です。しかし、仕事のためのデスクや椅子、集中できる空間などがなければ、能率が下がるだけでなく、ストレスが溜まる原因にもつながります。

気づかないうちに肩こりや腰痛が発生し、全身の疲労に発展してしまう可能性があるのです。

つらいと感じる理由⑦コミュニケーションが難しくなる

テレワークではチャットやメールでのコミュニケーションがメインになります。そのため、気軽に会話や相談がしづらくなるケースもあるでしょう。

結果的に、仕事の効率が低下し、「テレワークがつらい・面倒」と感じるシーンが増えてしまうのです。

つらいと感じる理由⑧家庭の仕事との両立が難しい

自宅のテレワークにおいては、家事、育児、介護などと並行して仕事をするシーンも発生するでしょう。

その結果、家事に時間を取られて、仕事の時間が確保できず、残業が増えてつらいと感じることもあります。

 

 

テレワークをつらいと感じる従業員を放置するリスク

「テレワークがつらい」と感じている従業員を放っておくと、後ほど企業全体のリスクに発展することがあります。ここでは、よくある3つのリスクについてみていきましょう。

従業員の離職の理由になる

テレワークの問題をそのままにしていると、従業員が離職・転職を考えてしまいます。従業員がテレワークをつらいと感じていることを認識したら、環境を整備したり、悩みを聞いたりするなど迅速に対応することが大切です。結果として、離職を防ぐことにもつながります。

テレワーク業務の効率低下を招く

離職に発展しないとしても、仕事へのモチベーションが下がり、業務効率が低下している可能性は大いにあります。場合によっては仕事上のミスが頻発し、企業全体にダメージを負う可能性があるため、注意が必要です。

メンタルの問題を抱えるきっかけになる

テレワークがつらいと感じたまま働き続けることは、従業員のメンタルに悪影響を及ぼします。特に、テレワーク環境は、誰かに相談することが難しく、個人で問題を解決に導こうとするケースがあります。

思い詰めてしまった結果、メンタルに問題を抱えて休職や退職へ発展してしまう可能性があるため、注意が必要です。

 

テレワークのつらい現状を解消する方法

「テレワークがつらい」と感じている従業員を確認したら、企業側から対策を講じる必要があるでしょう。ここでは、従業員のつらいを解消するべく、5つの方法を紹介します。

休憩時間を会社側から提示する

テレワークでは休憩のタイミングがわからず、ついつい働いてしまうケースが頻発しています。

対策として、会社側から休憩時間を提供し、その時間は働かないようにルールを設けるのもひとつの手段です。ツールのアクセス制限機能を活用し、そもそも仕事ができない状態にしてしまうのも1つの方法です。

コミュニケーションが取れる機会を作る

定期的にミーティングを開いたり、自由な会話ができるコミュニティサロンを作ったりして、授業員同士のコミュニケーションを促すことも「つらい」を解消する1つの方法です。

例えば、部下から上司に対して相談がしやすい環境を作るなど、困ったことがあった場合にすぐに把握できる状況を目指すのがおすすめです。

テレワークにおける評価制度を明確にしておく

テレワークの仕事がどのように評価されているのかわからないと、従業員は不安とストレスを感じてしまいます。

そのため、事前にテレワーク向けの評価制度を明確にして周知し、仕事を評価できる体制を整えることが重要です。

ヒアリングやストレスチェックを実施する

そもそも、従業員自身がテレワークにおけるつらさ認識していないケースがあります。ヒアリングやストレスチェックを定期的に行い、従業員の管理を行いましょう。

従業員自らがつらさを認識する機会を設けることが大切です。

セルフケアに関するアドバイスを行う

テレワークに慣れていない従業員は、長時間勤務をしたり、運動を怠ったりすることが多いです。そういった少しの問題が原因となり、作業効率や仕事に対するモチベーションの低下につながることもあります。

会社側からセルフケアの重要性や方法をアドバイスし、従業員の自己管理能力を育むことも解消法の1つでしょう。

 

まとめ

本記事では、テレワークをつらいと感じる原因やその解消法を紹介しました。従業員がつらいと感じていることを認識したら、会社側から対策を講じることが大切です。結果として、作業効率が上がるなど、会社にとって大きなメリットにつながる可能性があります。本記事の内容も参考に、会社として対策を実施できるよう検討してみてください。

テレワークを推進・導入する企業は増えてきました。東京都の調査によると都内企業ではテレワーク実施率が56.4%となり、従業員数300名以上の企業では73.2%と高い水準となっています。

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引用:【2022年・まん延防止期間】テレワーク実施率含む働き方に関する調査結果(東京都内勤務の正社員対象)
東京産業労働省 都内企業のテレワーク実施状況