A4サイズの書類を郵送したいとき、どの封筒を選べばいいのか、郵便料金はいくらかかるのか悩んでいませんか? この記事では、A4書類を封筒で送る際に知っておきたいサイズ選びや、定形・定形外郵便の料金目安をわかりやすく解説します。さらに、速達や書留などのオプション料金についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
A4サイズが入る封筒の大きさ
A4用紙(210×297mm)を送る場合、封筒に「そのまま入れる」のか、「三つ折りにする」のかで選ぶサイズが変わります。ここでは、それぞれの代表的な封筒をご紹介します。
そのまま入れる場合
A4を折らずにまっすぐ入れられる封筒は、いずれも「角形封筒」に分類されます。主に以下の3種類がよく使われます。
- 角形2号(332×240mm)
- A4サイズを余裕をもって入れられる定番サイズ。
- 書類が折れないので、ビジネス文書や履歴書の郵送にも便利。
- 郵便料金区分は「定形外郵便」となる。
- 角形20号(324×229mm)
- 角形2号よりひとまわり小さいが、A4用紙を折らずに入れられる。
- 郵便物の厚みがあまりない場合に使いやすい。
- 郵便料金区分は同じく「定形外郵便」。
- 角形A4号(312×228mm)
- 角形20号よりさらに一回り小さい。
- 書類の抜け落ちを防ぎたい方におすすめ。
- こちらも「定形外郵便」の区分となる。
これらの角形封筒は、A4が折れずに入るため「書類をきれいな状態で送りたい」ときに便利です。ただし定形外扱いになるため、定形郵便よりも料金が高くなる場合があります。
三つ折りで入れる場合
A4を三つ折り(だいたい横3等分)にして入れる場合は、以下のような長形封筒や洋形封筒がよく利用されます。
- 長形3号(235×120mm)
- 縦長の封筒で、A4の横幅を三つ折りにするとほぼぴったり収まる。
- 郵便料金区分は「定形郵便」なので、比較的安く送れる。
- ビジネス用途でも幅広く利用されるスタンダードサイズ。
- 洋形4号タテ形(235×105mm)
- 一般的な「洋形封筒」の一種で、縦長にデザインされたタイプ。
- お礼状や案内状などを送る際によく使われる。
- こちらも「定形郵便」の区分に該当。
三つ折りにする手間はあるものの、定形郵便として扱えるため、厚さと重さの条件を満たせば送料を抑えることができます。
郵便料金
A4用紙を封筒で送るときの郵便料金は、「定形郵便」か「定形外郵便」かによって大きく異なります。さらに、定形外郵便の中でもサイズや重量によって「規格内」と「規格外」に分かれるため、事前に確認しておきましょう。
角形2号、角形20号、角形A4号の場合
A4を折らずに入れる角形封筒は、定形外郵便(規格内)として発送するのが一般的です。封筒の最大寸法(34×25cm以内)、厚さ3cm以内、重量1kg以内に収まるなら「規格内」扱いとなります。主な料金目安は以下のとおりです(※日本郵便公式サイトを参考)。
定形外郵便の基本料金
たとえば、A4数枚程度(50g以内)であれば、140円で送れる可能性があります。重さによって料金が変わるので、実際の重量を確認しておくと安心です。
長形3号、洋形4号の場合
A4を三つ折りにして入れる長形3号や洋形4号タテ形の封筒は、サイズが235×120mm、もしくは235×105mm以下のため、定形郵便として送れる場合が多いです。厚み10mm以内、重さ50g以内であれば定形郵便として扱われ、料金は以下が目安になります。
定形郵便の基本料金
50gを超えたり、厚みが10mmを超える場合は定形外郵便となるのでご注意ください。
オプション料金(速達・書留など)
早く届けたい場合や、大切な書類なので確実に相手に手渡ししてほしい場合などは、以下のようなオプションを利用できます。基本料金に追加で支払う形となります。
- 速達:+300円(250gまで)
- 簡易書留:+350円(受取人への手渡し。追跡サービスあり)
- 一般書留:+480円(より補償額が高い手渡しサービス)
そのほか「特定記録」や「レターパック」などの方法もありますが、封筒サイズと料金の観点でいえば、上記オプションが一般的です。
まとめ
- 封筒の大きさ
- A4を折らずに送りたい場合は、角形2号・角形20号・角形A4号などの角形封筒がおすすめ。
- 三つ折りでコンパクトに送りたい場合は、長形3号や洋形4号が便利。
- 郵便料金
- 角形封筒(A4そのまま)→定形外郵便(規格内)扱い。重量や厚み次第で140円から。
- 長形・洋形封筒(A4三つ折り)→定形郵便扱い。50g以内で110円。
- 速達や書留などのオプションを付けたい場合は、基本料金に追加料金をプラス。
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